スマホ時代のプロダクトデザインってなんだろう


Microcar Mondays Pt VIII - ClassicCarWeekly.netClassicCarWeekly.net

フィーチャーフォン全盛期のころの端末デザインってこんな感じだったなと思った。見た目も機能もそれぞれ個性があって。

スマホ時代になってプロダクトデザインからユーザインターフェースデザインに重要性がシフトして、それはそれですばらしい変化だったと思うのだけれど、やっぱりどこか寂しい感じもあるわけで。あのころのプロダクトデザインを担っていたデザイナーさんたちは今なにしてるんだろう。

スマホはボディに占める画面の割合がとんでもなく大きいので、どうしても画面内に力を入れざるを得ないのは仕方が無いことだとは思うんですけどね。そんな状況で、画面そのものを工夫することでプロダクトデザインとしての個性を出してきたのが「GALAXY Note Edge」と「AQUOS CRYSTAL」なんじゃないかと。

どちらもデザイン力というよりは技術力の高さによって生まれた端末という印象で、やっぱりプロダクトデザインって昔のそれとは違うんだなと。いや、フィーチャーフォンもとんでもない技術力があってこそのあのプロダクトデザインだったわけですけども。だってあれだけ高いスペックで、あれだけいくつもアンテナやセンサーを干渉しないように入れ込んで、それであのボディサイズですからね。

ディスプレイに関する技術の進化は液晶テレビの普及に伴って画質の進化という形でしばらく進んでいたけど、スマホが出てきてその進化の形に多様性が出てきたような気がします。例えば曲がるディスプレイとか、向こうが透けて見えるディスプレイとか。技術としては数年前からあったけど適用先がなかったこれらの技術がいよいよ日の目を見る可能性が出てきて一気に進んだ感じ。

このディスプレイのバリエーションがそのままスマホのプロダクトデザインのバリエーションになっていくというのがあと数年続くんじゃないですかね。となると次はなんだろう。やっぱり透けるスマホかな・・・。